4.gif (787 バイト) 読書…お金の本(1)4.gif (787 バイト)






金持ち父さん貧乏父さん

 名著。非常に有名な本なので、知ってる方も多いでしょう。

 高学歴なのに貧乏な父さんと、高校中退なのに金持ちの父さん。金持ち父さんが、その違いを子供に教えることで物語が進んでいきます。

 人に使われるための技術を磨くより、人を使う技術を身につけるという発想や、お金にお金を運んでもらうという発想は面白く、一般的日本人が陥っている「貧乏父さん」な考え方を変えてくれることでしょう。

自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア-

  日々の経費を節約して、できるだけ早い時期から投資を始めなさい。という本。言ってることは間違ってはいないのでしょうが、いかんせんアメリカの本なので、書かれている投資先がほとんど役に立ちません。年利4%なんて、今の日本じゃ望むべくもない…。

世界一わかりやすいほんとうのお金持ちになる法

 外国の金持ち本にありがちな

 (1) 日々の生活を節約して貯金する
 (2) そのお金を投資に回す
 (3) んで事業とかはじめちゃう

 のパターンをもれなくカバーしている本です。いつもながら外国の401kの話を聞いても、日本人にはどうしようもないです。しかし、企業するための人材の集め方なども書かれていますので、本当に起業する方には参考になるのでは。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門

 名著。税金が増えると嘆くより、その税金が落ちていくところ狙うという発想。財務的な観点から日本の将来についても書かれており、サラリーマンにとっては泣きたくなるような現実がそこにあります。

マイホームを買うべきか、賃貸で済ますかの理論が面白いので、マイホームの購入を考えているかたは一読することをオススメします。 「家賃を払うぐらいなら、ローンでマイホームのほうが……」といったレベルの方は、ぜひとも購入前に読むべきです。

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

 名著。この方の筆者「橘玲氏の書く本はかなり面白い本が多いです。前作と同様、マイホームを買うべきか/賃貸で済ますかという問題に対し、この本は一言「子供を生むならマイホームは買うな」と論じています。

 このシリーズを読むと、日本の将来についてすこぶる暗い気持ちになれますが、それでも読んでおいたほうがいい名著です。経済的自立の大切さを想い知らされます。

大金持ちになる人の考え方

 勝者は偉大な夢を見る。敗者は他人や世の中のあら探しをする。

 タイトルどおり、お金を稼ぐための具体的な方策ではなく お金持ちになる人の「考え方」をトピックごとに解説した本です。お金の本に共通して 書いてあることですが、「お金持ち」と「人生を楽しく生きている人」の考え方は同じなんですね。

 正当な手段でお金を稼ぐことは奨励されるべきことであり、汚いことではない。「清貧」という言葉がありますが、貧しいことが正しい、という意味ではない。巷に溢れる犯罪のほとんどは根底に「貧困」がある、というくだりには、何か身の引き締まる感じがしました。

大金持ちになる最強の3原則

 この本の面白いところは、金持ちになるためのノウハウを学ぶ前に、世界のお金を動かす根源を掴め!と解いているところです。根源とはすなわちアメリカです。

 アメリカが基軸通貨としてのドルを守るためには何でもすること、ブッシュ大統領がイラン・イラク・北朝鮮を「悪の枢軸」と名指ししたのは、テロの脅威のみならず、その3国がドル立てからユーロ決済へと動き出したからである、といった話はなかなか面白かったです。

 実際にお金を増やす手段のほうは、株式、為替、投信などをさらっと紹介するにとどめているため、各手法を詳しく知りたければ別の本も買うといいでしょう。