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 *この文章は、3月14日の日想で掲載したものです。

 (今日の文は、色んな方から聞いた話を総合して、自分なりの考えをまとめたものあり、いたるところに受け売りな部分がございます。ですが、特に何が言いたいというわけではありません。)

 最近感じる。人生って、意外に時間がないな、と。

 時間さえあればスポーツで体力をつけることができる。勉強で知力をつけることもできる。働いてお金を稼ぐこともできる。自分だけの特技を身につけることもできる。時間は万能であり、すべてのものに換えることができる。

 また時間は有限であり、平等である。どんなに大金持ちだろうと、頭が良かろうと、力が強かろうと、社会的地位が高かろうと、一人の人間に与えられる時間は一日24時間。一年で365日。これは誰にも変えられない。だから我々は、自分に与えられた時間を大切に割り振って生きている。そ うして使った時間は二度と戻らない。2002年3月14日は、今日その日が終われば二度と戻らない。どんなに大金をつぎこんでも。世界の支配者になろうとも二度と返らない。

 時間は貴重。だがしかし、人間はそのことに気付かずに、無為な行為を重ねて時間を浪費していく。

 例えば、「掲示板を荒らす」という行為がある。BBSに無駄な書き込みをしたり、変な画像を貼りつけたり、喧嘩をふっかけたり。私はそういう行為がまるで理解できない。「掲示板を荒らす」ことで給料が貰えるならわかる。皆が楽しんだり、幸せになれるなら理解できる。お金を貰えるわけでもなく、誰も楽しめず、誰も幸せになれない行為に貴重な自分の時間をつぎ込むことが理解できない。 校舎の窓ガラスを故意に壊す。テレビの芸能人に腹を立てる。電車が来なくてイライラする。あなたのその行為は、お金を貰えますか?誰かが楽しめますか?誰かが幸せになれますか?その行為は、貴方の貴重な時間を費やすに値する行為ですか?電車が来なくて苛立ったり駅員に文句を言っても、電車の来る時間が変わるわけじゃないのに。テレビに向かって文句を言っても、世界は何も変わらないのに。

 時間の使い方がヘタな人は、総じて上記のような行動を取ることが多い。そしてあらゆる言い訳に「時間がなかった」を使う。人間に与えられた時間はみんな同じなのに、「(俺には)時間がなかった」と叫ぶ。そういう人は福本伸行流に言えば、「時間を薄めている」。明日があるから今日はしなくてもいい。期末テストがあるから中間テストは適当でもいい。3年になったら受験勉強する。一年ぐらい浪人してもいい。この会社は次のためのステップだから適当でいい。どんどん時間を薄める。希薄な人生。すべて戻らざるあなたの時間なのに。そして死ぬ間際に気づく。いや 、もしかしたら死んでもそのことに気づかないかもしれない。自分の人生が、他人に比べて薄かったことに。

 それに比べ、時間を濃く考えられる人は有意義な人生を過ごせる。常に今を全力で生きられるから。常に自分を高め、他人を幸せにすることに力を注ぐから。今年も春になれば桜が咲く。美しい桜吹雪が舞う。だが、我々が見ている桜と余命1年未満のご老人が見る桜の美しさは違うだろう。そのご老人にとって、来年の桜は見られないかもしれないから。今年が最後の桜かもしれないから。そう思って見る桜は、きっと涙が出るくらいに美しく映るのだろう。いや、桜以外にも物事すべてが美しく、愛しく感じられるのだろう。

 しかし現実問題として、我々は時間を感じることができない。時間は見えないから。触れられないから。ただ未来から過去へ流れていくから。そんな時はイメージして欲しい。いま、貴方のいる部屋には透明な時間の砂粒がぎっしり詰まっている。床の隅に穴があいていて、どんどん砂粒が音を立ててこぼれ落ちている。貴重なあなただけの時間が、どんどん減っている。

 

 いいの?

 

 このままネットやってていいの?

 

 ろじぱらを見ている間に、部屋の砂はどんどん減ってるよ?

 

 本当にいいの?

 

 同じ時間を使って、他人は体を鍛えたり勉強したりして自分を高めているんだよ?

 

 ほら、迷っている間に砂粒はどんどん減ってるよ?

 

 君がネットに繋いでから、部屋の砂粒はどれだけ減ったと思ってるの?
 

――みんな時間の貴重さに気付いてないわけじゃない。怖くて気がつかないフリをしてるだけだ。しかしこれが現実。私はこの時間の概念を忘れずに<FONT SIZE=120>26歳の誕生日を迎えた本日</FONT>からまた気を新たに人生を歩んでいきたい。

 

 (今日の文は、色んな方から聞いた話を総合して、自分なりの考えをまとめたものです。特に何が言いたいというわけではありません。