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金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

 名著。本当にいい本です。これより前の「金持ち父さん 貧乏父さん」と共に読むといいでしょう。

 前回の「金持ち父さん〜」では、経済的自由を得るためには「従業員として働く」のではなく「ビジネスオーナーとして働かせる」ことを解きました。今回はさらにクワドラントを用いてE(従業員)、S(自営業)、B(ビジネスオーナー)、I(投資家)の4つに細分化することで、より視覚的に解りやすくなっております。

 この日本に生きるすべての方に、ぜひオススメしたい本です。

ユダヤ人大富豪の教え

 日本人が書いたお金持ちの本(経済や株ではなく、お金持ちの本)ってなかなか珍しいですね。 オビには「40万部突破!」とありますので、かなり売れたようです。

 この本は、筆者がユダヤ人の大富豪と出会い、さまざまなことを教えてもらう、という流れで進んでいきます。扱うテーマは多岐にわたり、お金の考え方から目標の立て方、ビジネスの進め方まで、かなり幅広く扱っています。

笑って金持ちになる方法―ビジネスを成功させる最高のユーモア活用術

 タイトルには「笑って金持ちになる」とありますが、実際はビジネスの本であり、お金持ちとは全然関係ありません!しかも本文に「お金持ちって言葉に騙されたでしょ?」みたいな記述があってむきぃぃぃぃぃぃ!( ̄□ ̄;

 しかしまぁ、中身はそれなりに考えさせられる内容でした。例えば客から掛かってきた電話を保留して取り次ぐとき、1秒2秒でも保留時間を短くするよう努力するのが普通ですが、ユーモアを交えて「どうやって保留中に楽しんでもらえるか?」と考える、という視点は面白いですね。

 真面目な本を読みすぎて、疲れたときに軽い気持ちで読んでみるのがいいのでは?(真剣に取り組むと肩透かしを食らうことでしょう)

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計

 「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」を読んで、すっかりファンになってしまった橘玲氏の本です。サラリーマンだったら、この人の本は是非 3冊セットで読んでいただきたい!

 一大ブームとなった金持ち父さん貧乏父さんでは、お金持ちになるために「起業せよ」と勧めるため、普通のサラリーマンは感銘は受けるものの、実際に行動に移すのは難しいでしょう。

 しかしこの本は、日本の、特にサラリーマンをターゲットにしたファイナンスを説いているため、非常に面白く読めます。特にこの本は、借金について多くを語っており、通常より低い金利で借りる方法なども詳しく乗っています。また

 サラリーマンは奴隷

 持ち家優位論は俗説だらけ

 できるだけ返済を引き延ばしたほうがいい借金がある

 など、かなりショッキングなタイトル(おそらく筆者が「わざと」そう書いているのでしょうが)が並んでおり、それが理路整然と説明されているため、従来の価値観を覆されること請け合いです。

得する生活―お金持ちになる人の考え方

 私の大好きな橘玲氏の本です。第1章・第2章がクレジットカード(借金)の話で、第3章が不動産(リゾートマンション)の話となっています。

 飲み会の幹事になってカードで料金を支払ってポイントを貯めるとか、テレホンカードで電話料金を払うなどのテクニックは良く知られていますが、この本はもっと深いテクニックを紹介しています。また、それと平行して借金の本質についても鋭く考察しています。最近流行の「お金の授業」でも使えそうな本です。

 「得する生活」というタイトルですが、「お金持ちになる方法」というより「貧乏にならないための方法」を学べます。